NEW NORMAL NEW STANDARD 3 心地よい備えのデザイン展

ねじれながら天板を支える紙管

ARAKAWA GRIPシステムを用いた展示什器を検討していたところ、偶然にも廃棄される予定の紙管があることを知り、ワイヤーとグリップ、紙管を組み合わせた展示什器を作ることを考えた。什器の脚部は紙管を互い違いに組み合わせて安定しやすい3本脚としている。そうすることで紙管とワイヤーを固定するグリップの存在感が消え、シンプルな見た目となった。

また今回の展示作品は比較的小さく、照明作品もあることから、ギャラリーの窓面にはグリップシステムと紙管、クラフトロール紙で作ったパーテーションを吊るすことにした。クラフトロール紙でドレープを作り、その間隔を紙管とグリップで調整することで表情を作っている。ロール紙は穴あけや接着などを一切行っていないため、再利用可能である。